L2 ブリッジ モードを中心とした配備では、ブリッジ ペア インターフェースに対するゾーンを適切に選択するために、セキュリティ サービスの適用性を理解することが大切です。セキュリティ サービスの適用性は、次のような基準に基づいて決定されます。
トラフィックの方向: IPS に関連したトラフィックの方向は、主にトラフィック フローの送信元および送信先ゾーンによって決まります。通常、装置がパケットを受信すると、そのパケットの送信元ゾーンが即座に判明し、その送信先ゾーンも、ルート (または VPN) 調査を実行することによってすぐに判別されます。
パケットの方向性は、その送信元と送信先に基づき、受信と送信 (インバウンド/アウトバウンドと混同しないようにしてください) のいずれかに分類されます。この決定には、「 IPS: トラフィックの方向 」に示す基準が使用されます。
| 送信先/送信元 | 非保護 | 公開 | 無線 | 暗号化 | 保護 | マルチキャスト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 非保護 | 受信 | 受信 | 受信 | 受信 | 受信 | 受信 |
| 公開 | 送信 | 送信 | 送信 | 受信 | 受信 | 受信 |
| 無線 | 送信 | 送信 | 信頼 | 信頼 | 信頼 | 受信 |
| 暗号化 | 送信 | 送信 | 信頼 | 信頼 | 信頼 | 送信 |
| 保護 | 送信 | 送信 | 信頼 | 信頼 | 信頼 | 送信 |
| 表のデータは変更される場合があります。 |
この分類に加えて、あるゾーンから別のゾーンへと、より高い信頼性を持って転送されるパケットは、本質的に高レベルのセキュリティ (LAN | 無線 | 暗号化 <--> LAN | 無線 | 暗号化) が確保されていることを表す、特別な信頼という種別に分類されます。信頼として分類されたトラフィックには、すべてのシグネチャが適用されます (受信、送信、および両方向)。