ワイヤ モードは、WAN、LAN、DMZ、および個別ゾーン (無線ゾーンを除く) に対して設定可能です。ワイヤ モードはレイヤ 2 ブリッジ モードを簡潔にしたもので、インターフェースのペアとして設定されます。ワイヤ モードでは、送信先ゾーンは「ペア インターフェース ゾーン」です。送信元の「ゾーン」とその「ペア インターフェース ゾーン」間のトラフィックの方向に基づいて、アクセス ルールがワイヤ モード ペアに適用されます。例えば、送信元の「ゾーン」が「WAN」で、「ペア インターフェース ゾーン」が「LAN」の場合、トラフィックの方向に応じて WAN から LAN へのルールと LAN から WAN へのルールが適用されます。
ワイヤ モードでは、インターフェースのリンク状況をペア インターフェースに伝播するリンク状況伝達を有効にすることができます。インターフェースが停止すると、そのインターフェースのリンク状況をミラーリングするために、対応するペア インターフェースが強制的に停止されます。ワイヤ モード ペアのインターフェースは、どちらも常に同じリンク状況になります。
ワイヤ モードでは、ステートフル検査を無効にできます。「ステートフル検査を無効にする」を選択すると、ステートフル パケット検査がオフになります。「ステートフル検査を無効にする」が選択されていない場合は、3 ウェイ TCP ハンドシェイークを強制することなく、新しい接続を確立できます。非対称ルートを配備する場合は、「ステートフル検査を無効にする」を選択する必要があります。
インターフェースをワイヤ モード用に設定するには、以下の手順に従います。
「ペア インターフェース」で、上流のセキュリティ装置に接続するインターフェースを選択します。このペア インターフェースは同じ種別 (2 つの 1 GB インターフェースまたは 2 つの 10 GB インターフェース) である必要があります。
未定義のインターフェースのみが、「ペア インターフェース」で利用可能です。インターフェースを未定義にするには、そのインターフェースの「設定」を選択し、「ゾーン」で「未定義」を選択します。