L2 バイパスを使用すると、インターフェースが LAN バイパス機能を持つ別のインターフェースにブリッジされる際に、装置の物理的バイパスを行うことができます。これにより、回復不能なファイアウォールの障害が発生した場合も、ネットワーク トラフィックが流れ続けることができます。
L2 バイパス リレーが閉じられると、バイパスされたインターフェース (X0 および X1) に接続されたネットワーク ケーブルは、単一の連続的なネットワーク ケーブルのように物理的に接続されます。「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションを有効にすると、異常時にファイアウォールをバイパスすることにより、ネットワーク トラフィックの中断を回避できます。
L2 バイパスは、レイヤ 2 ブリッジ モードのインターフェースにのみ設定できます。「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションは、「モード / IP 割り当て」で「レイヤ 2 ブリッジ モード」を選択した場合のみ表示されます。ブリッジペアの 2 つのインターフェースの間に物理的なバイパス リレーがないかぎり、このオプションは表示されません。
「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションを有効にすると、他の「レイヤ 2 ブリッジ モード」オプションも自動的に次のように設定されます。
L2 バイパスを設定するには、以下の手順に従います。
「異常時の物理的なバイパスを保証する」を選択します。
「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションは、NSA-6600 以降の装置で X0 および X1 インターフェースをブリッジしている場合にのみ利用可能です。