アドレス オブジェクトを使用することで、一度定義したエンティティを SonicOS インターフェース全体の複数の参照インスタンスで再利用することができます。アドレス オブジェクトの作成は単に IP アドレスを入力するよりも手間がかかりますが、アドレス オブジェクトは SonicOS の管理機構を補完する目的で実装されており、それによって以下の特徴が実現されています。
例えば、IP アドレスが 67.115.118.80 の内部ウェブ サーバがあるとします。アクセス ロールや NAT ポリシーを作成する際に IP アドレスを繰り返し入力するのではなく、アドレス オブジェクトを使用して、例えばマイ ウェブ サーバという 1 つのエンティティを IP アドレス 67.115.118.80 のホスト アドレス オブジェクトとして作成します。このマイ ウェブ サーバアドレス オブジェクトは、アドレス オブジェクトを定義条件として使用する任意の設定画面で、ドロップダウン メニューから簡単に選択できます。