NetExtenderをLinuxにダウンロードしてインストールする方法
12/01/2021 1 People found this article helpful 363,564 Views
Description
SSL VPNは、リモートユーザーが企業ネットワークに接続するための一般的なVPNのモードの一つです。SSL VPNは、HTTPSを使用してWebブラウザを介して行うことができますが、より一般的な方法として、SSLVPNクライアントを使用することができます。
図1. 最近のOSでサポートされているSSL-VPNクライアントをまとめたもの。公式にサポートされているLinuxディストリビューションを図2に示します。
図2. アプライアンスとOSの互換性リストをまとめたman NetExtender(NetExtenderに関するLinuxのマニュアルページ)からの抜粋です。これを見ると、pppd(pppデーモン)が動作していることが必要であることがわかります。
注: なお、Mac OS 10.12以降はNetExtenderに対応していません。
Resolution
こちらの記事では、UbuntuベースのディストリビューションであるElementを、Windows 10のHyper-V上の仮想マシンとしてインストールしました。
ダウンロード
- SonicWall VPNクライアントのページに移動します。https://www.sonicwall.com/ja-jp/products/remote-access/vpn-clients/
- NetExtenderを選択し、NetExtender for Linuxを入手で、ドロップダウンリストから希望するバージョンを選択します。
- ダウンロードをクリックします。
展開:
- ダウンロードしたNetExtenderのファイルは,CLIユーティリティのtarを使って展開します。ディストリビューションで提供されているGUIユーティリティを使用することも出来ます。
NetExtender clientというディレクトリが展開されます。
tar xzvf filename.tgz
- NetExtender.Linux.xxx.tgzファイルを解凍します。READMEファイルに簡単な説明があります。
インストール方法
NetExtenderクライアントのGUIは、Javaランタイムを使用しています。そのため、Java Development Kit(JDK)とJava Runtime Environment(JRE)をインストールする必要があります。これらがないと、NetExtenderのGUIは機能しません。しかし、JDKとJREが無い場合でも、この記事の後半で説明するCLIコマンドであれば使用することができます。
本記事では、JREのみをインストールしました。
操作方法
- GUIから
NetExtenderアイコンは、アプリケーションから使用することができます。NetExtenderアイコンへのアクセスは、ディストリビューションのユーザーインターフェース(UI)に依存します。
GUIからNetExtenderを操作します。接続が成功すると、Status:接続、クライアントIP、送信、受信が表示されます。
- CLIから
NetExtenderはCLIからも操作することができ、これはJDKとJREがない場合の選択肢です。NetExtenderには、man NetExtenderでアクセスできるマニュアルページがあります。
NetExtenderコマンドでNetExtenderを起動し、対話形式でパラメータを指定することができます。また、パラメータをインラインで設定することもできます。-u (ユーザー名) -p (パスワード) -d (ドメイン).
CLIからNetExtenderを呼び出す。接続に成功すると、アクセス可能なリモートサブネットのリストが表示されます。Control-CでSSL-VPNセッションが終了します。
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