SonicOS 8 リリース ノート

バージョン 8.0.3-8011

2025 年 8 月

この統合されたリリースのプラットフォーム別バージョンは、以下の通りすべて同一です。

TZ シリーズ ファームウェア バージョン NSa シリーズ ファームウェア バージョン
TZ80 8.0.3-8011 NSa 2800 8.0.3-8011
TZ280 8.0.3-8011 NSa 3800 8.0.3-8011
TZ380 8.0.3-8011 NSa 4800 8.0.3-8011
TZ380 W 8.0.3-8011 NSa 5800 8.0.3-8011
TZ480 8.0.3-8011    
TZ580 8.0.3-8011    
TZ680 8.0.3-8011    

 

このメンテナンス リリースには、これまでに報告された問題に対する修正が含まれています。

修正された問題点

問題番号 問題の詳細
GEN8-11038 「ゲスト サービス」で「認証なしにポリシー ページを有効にする」オプションが有効になっている場合、ゲスト Wi-Fi ユーザがインターネットにアクセスできません。
GEN8-10726 パスワードを変更する際に、旧パスワードと 8 文字以上異なるというセキュリティ要件を満たしていないにもかわらず、警告メッセージが正しく表示されません。
GEN8-10638 「制御プレーン フラッド防御」機能が強制されず、使用できません。この機能は旧世代から引き継がれたものです。ユーザ インターフェースから削除されました。
GEN8-10453 高可用性展開でファームウェアの自動更新機能が有効になっている場合、高可用性アクティブ ファイアウォールでの新しいファームウェアの自動ダウンロードに時間がかかります。完了までに 45 秒以上かかると、ダウンロードしたファームウェアを高可用性アイドル ファイアウォールに同期できません。その結果、自動インストールが期待どおりに完了しません。これは、スタンドアロン装置では期待通りに動作します。
GEN8-10311

登録前に「記憶装置へのログ記録を有効にする」オプションを有効にすると、「監視 > ログ > システム ログ」ページでエラー メッセージによりログが表示されません。

回避策: ファイアウォールを登録します。

GEN8-9970 監視 > リアルタイム グラフ > システム監視」のインターフェース使用率ページに X1 インターフェースの送信速度が表示されません。
GEN8-9856 NAT ポリシーの一部であるアドレス グループに FQDN アドレス オブジェクトを追加できません。
GEN8-9855 管理ページに HTTPS でアクセスすると、証明書エラー「HTTPS handshake SSLv3 alert: certificate unknown (HTTPS ハンドシェイク SSLv3 警告: 未知の証明書)」が表示されます。
GEN8-9816 CSE コネクタが「デバイス ライセンス登録」ページで「同期」ボタンをクリックするまで表示されません。
GEN8-9784 SNMP を使用してインターフェースの状況 (ifOperStatus) を取得する際、番号付き VPN トンネル インターフェースが正しく表示されません。

確認されている問題点

問題番号 問題の詳細
GEN8-11677 ローカル ユーザが「ユーザ設定」で「ユーザにパスワードの変更を強制する」オプションを有効にし、次回ログイン時にパスワードの変更が成功した後に、NetExtender が初回ログイン時に IPv6 SSLVPN サーバへの接続に失敗します。
GEN8-11345 NetExtender を使用して IPv6 アドレスで接続を確立すると、「デバイス > ユーザ > 状況」ページのユーザ セッションが消えます。
GEN8-11159 「セカンダリ記憶装置ファイル」ページで全てのパケット キャプチャ ファイルを削除しようとすると、「API エンドポイントが不完全です」というエラーが発生します。
GEN8-11155 SSLVPN の「認証種別」を「証明書」に変更すると、「ユーザ ドメイン」フィールドが表示されません。
GEN8-10884 システム ログに M1 記憶装置カードのカード情報 (シリアル番号など) が表示されません。
GEN8-10805 ファームウェアをアップロードした後、前面パネルのセキュリティ LED が緑色緑から消灯に変わります。
GEN8-10740 NSa 4800 または NSa 5800 ファイアウォールに 1G SFP モジュール Finisar FCMJ-8520-3 を挿入して起動すると、コンソールに「i801_smbus 0000:00:1f.4: SMBus is busy, can't use it!」が表示されます。
GEN8-9886 SSL VPN クライアント プロファイル構成で、ユーザ定義の SSL VPN ゾーン オブジェクトが使用できません。

追加の参考情報

GEN8-10553、GEN8-10910

確認されている日本語版特有の問題点

このセクションでは、本リリースで確認されている日本語版特有の問題点のリストを示します。

問題番号 問題の詳細
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「デバイス | 設定 > 管理 | 言語」タブやコマンド ライン インターフェース (CLI) などから言語を切替えると、構成設定が破損することがあります。

本リリースのファームウェアは、構成設定を引き継いだ言語の切替をサポートしていません。日本語から英語に切替えて、その後日本語に戻しても構成設定は破損した状態になるので、装置の言語を切替えないでご利用ください。

言語を切替えてしまった場合は、工場出荷時の構成で起動してから、必要な構成設定を行ってください。

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現在使用されているファームウェアのバージョンが、本リリースのファームウェアに対して構成設定を引き継いだアップグレード、およびエクスポートした構成設定ファイルのインポートに対応している場合、工場出荷時の構成で起動してから一度も英語表示の管理ユーザ インターフェースに切替えていない状態でのみそれをサポートします。

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「監視 | AppFlow > AppFlow 報告」ページなどでエクスポートした CSV 形式の接続監視結果ファイルをMicrosoft Excel で開くと、文字化けすることがあります。

Excel が UTF-8 エンコードの CSV ファイルを異なるエンコードで開くために発生します。

エクスポートした CSV ファイルをテキスト エディタ等で開き、BOM 付きの UTF-8 文字エンコードまたは Shift-JIS 文字エンコードで保存します。その後、更新した CSV ファイルを Excel で開きます。

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管理ユーザ インターフェースやメッセージ、出力結果に、英語で表示される箇所があります。