SonicOS 8 リリース ノート

バージョン 8.0.2-8011

2025 年 8 月

この統合されたリリースのプラットフォーム別バージョンは、以下の通りすべて同一です。

プラットフォーム ファームウェア バージョン
TZ80 8.0.2-8011
TZ380 8.0.2-8011
TZ480 8.0.2-8011
TZ680 8.0.2-8011
NSa 2800 8.0.2-8011
NSa 3800 8.0.2-8011

このメンテナンス リリースには、これまでに報告された問題に対する修正が含まれています。

修正された問題点

問題番号 問題の詳細
GEN8-6768 インターネットが長時間停止した後、Cloud Secure Edge (CSE) コネクタが自動復旧に失敗します。
GEN8-8050 10G SFP+ ポートが銅線二軸ケーブルで接続されている場合、ウェブ管理インターフェースを使用して 10G ポートを無効にした後でも、相手のデバイスのリンクがアクティブのままになります。
GEN8-8721 スイッチング > リンク統合」ページでリンク統合グループを追加すると、コンソールにエラー メッセージ「snwl_mv_cpss_lacp_port_tcam_flood_block: src port 15 dst port 10 cpssDxChVirtualTcamRuleWrite FAILED」が表示されます。
GEN8-8798 NSa 2800 のみ: iPhone を USB で NSa 2800 ファイアウォールに接続して使用すると、「SonicExpress セットアップ ガイド」がファイアウォールを検出できません。
GEN8-9022 ファイアウォールの起動時に、コンソールにエラー メッセージ「initTcamMgr: cpssDxChVirtualTcamCreate tcam id 3 FAILED rc = [4]」が表示されます。
GEN8-9768 NAT ポリシーの一部であるアドレス グループに FQDN アドレス オブジェクトを追加できません。
GEN8-9794 ポップアップではなく、同一ウィンドウ内にユーザのログイン状況ウィンドウを開く」が有効になっている場合、管理インターフェイスを使用中でも「SonicWall 管理者」グループ メンバーのローカル ユーザが 2 分後にログアウトされます。
GEN8-9814 2 段階認証 (TFA) が失敗したときに SSL VPN セッションが削除されなかった場合、NetExtender ユーザが SSL VPN に接続しようとすると、エラー「アカウントは既に使用されています」が表示されます。
GEN8-9825

新しい「SonicWall ファイアウォール DPI-SSL CA 証明書」が追加されました。使用するには、これを配布する必要があります。

GEN8-9831 「高可用性ステートフル同期」が有効になっているファイアウォールに対して ネットワーク セキュリティ管理 (NSM) を使用してファイアウォールのファームウェア アップグレードを実行すると、「Remote Reset (リモート リセット)」エラーが表示されます。
GEN8-9857 SSO が有効でゾーンが保護ゾーンに構成されている場合、ファイアウォールから送信される Syslog データが不完全です。
GEN8-9866 ルーティング ルールでカウンタのリセットをクリックすると、失敗メッセージが表示されます。
GEN8-9877

高可用性が構成され NSM で管理されているファイアウォールのファームウェアを SonicOS 8.0.2 にアップグレードするには、以下の手順に従います。

最新の SonicOS 8.0.2 リリースに含まれている修正によって、高可用性が構成されたファイアウォールのファームウェアを SonicOS 8.0.3 からそれ以降のファームウェア バージョンにアップグレードできるようになります。

ファームウェアを 8.0.2 にアップグレードするには、以下の手順に従います。

  1. 高可用性アクティブ ファイアウォールの「高可用性ステートフル同期」を無効にします。
  2. 高可用性が構成されている双方のファイアウォールを再起動します。
  3. ファイアウォールの再起動が完了した後に、双方のファイアウォールの「高可用性ステートフル同期」が無効化されていることを確認します。
  4. ファームウェアのアップグレードを実行します。
  5. 双方のファイアウォールが SonicOS 8.0.3 にアップグレードされたら、「高可用性ステートフル同期」を有効にします。

ファイアウォールが SonicOS 8.0.3 にアップグレードされた後、SonicOS 以降のバージョンへの次回のファームウェア アップグレードは、これらの手順を踏むことなく、NSM を使用して直接行うことができます。

確認されている問題点

問題番号 問題の詳細
GEN8-8692 NSa 3800 のみ: ポートのリンク速度が強制に構成されている場合、NSa 3800 でフロー制御が期待通りに動作しません (例: 1G 全二重、100M 全二重)。
GEN8-9970 監視 > リアルタイム グラフ > システム監視 > インターフェース使用率」ページの X1 送信速度が表示されません。
GEN8-10311

ファイアウォールを登録する前に「セカンダリ記憶装置へのログ記録を有効にする」が有効化されている場合、「監視 > ログ > システム ログ」に表示されるべきログが表示されず、エラー メッセージが表示されます。

ライセンス」ページでファイアウォールを登録します。

GEN8-10323 高可用性の「仮想 MAC」と「仮想 MAC を上書きする」の両方が有効になっている場合、高可用性がフェイルオーバーした後にトラフィックが失敗することがあります。
GEN8-10453

高可用性用に構成されたファイアウォールでファームウェアの自動更新機能が有効になっている場合、高可用性アクティブ ファイアウォールでの新しいファームウェアの自動ダウンロードに時間がかかります。完了までに 45 秒以上かかると、ダウンロードしたファームウェアを高可用性アイドル ファイアウォールに同期できず、自動インストールが期待どおりに完了しません。

ファイアウォールで高可用性が構成されており、アクティブ ファイアウォールが新しいファームウェアを自動ダウンロードし、ファームウェアがスタンバイ ファイアウォールに同期されていない場合:

  1. アクティブ ファイアウォール上で自動ダウンロードされた「アップロードされたファームウェア」を削除します。
  2. アクティブ ファイアウォール上で以下の手順に従います。
    1. 新しいファームウェアを手動でアップロードします。

      スタンバイ ファイアウォールに同期されます。

    2. アップロードされたファームウェアを使用してファームウェアを手動でアップグレードします。

      スタンバイ ファイアウォールが最初に再起動し、アクティブ ファイアウォールが新しいファームウェアで再起動します。

追加の参考情報

GEN8-10036