帯域幅管理の設定は、トラフィック等級に対する帯域幅制限を指定するポリシーに基づいています。完全な帯域幅管理ポリシーは、分類基準と帯域幅ルールという 2 つの部分で構成されます。
分類基準は、優先順位、保証帯域幅、最大帯域幅など、実際のパラメータを指定し、帯域幅オブジェクト内で構成されます。分類基準は、具体的な基準との照合によってパケットの識別とトラフィック等級への分類を行います。
帯域幅オブジェクトを追加または構成するには、以下の手順に従います
以下のいずれかを実行します。
編集する帯域幅オブジェクトにマウス カーソルを重ね、編集アイコンをクリックします。
次のダイアログ画面が表示されます。
「最大帯域幅」フィールドに、この帯域幅オブジェクトがあるトラフィックに提供する帯域幅の最大量を入力します。数字を入力し、ドロップダウンリストから Kbps または Mbps レートを選択します。
複数のトラフィック等級が共有された帯域幅をめぐって競合している場合、実際に割り当てられる帯域幅はこの値よりも少なくなることがあります。
「トラフィック優先順位」ドロップダウン リストで、あるトラフィック等級に対してこの帯域幅オブジェクトが付与する優先順位を選択します。最高の優先順位は「0(リアルタイム)」で、これが既定値です。最低の優先順位は「7(最低)」です。
複数のトラフィック等級が共有された帯域幅をめぐって競合している場合は、優先順位が指向の等級に優先権が与えられます。
「違反動作」ドロップダウン リストで、トラフィックが最大帯域幅の設定値を上回った場合にこの帯域幅オブジェクトが実行する動作を選択します。
「基本」タブを選択します。
必要に応じて、「IP 毎帯域幅管理を有効にする」オプションを選択します。このオプションは、既定では選択されていません。「最大帯域幅」フィールドが有効になります。
IP 毎帯域幅管理を有効にする が有効になっている場合、最大の基本帯域幅の設定は親のトラフィック等級の下にある個々の IP に適用されます。
アクセス ルールに帯域幅オブジェクトを設定する場合は、「ポリシー > ルールとポリシー > アクセス ルール > ルールの追加」の章の「高度な帯域幅管理による帯域幅管理設定の構成」および「グローバル帯域幅管理による帯域幅管理設定の構成」を参照してください。