無線に関する詳細設定を構成するには、以下の手順に従います
「電波出力」ドロップダウン メニューから、次のいずれかを選択します。
「断片化のしきい値 (バイト)」を指定します。最小値は 256、最大値は 2346、既定値は 2346 です。
無線フレームの断片化は、RF 干渉が存在する場所や、無線通信範囲の電波が弱い場所において、信頼性とスループットを向上させます。しきい値が低いほど、より細かく断片化されます。この値を大きくすると、フレームが配信されるときのオーバーヘッドは小さくなりますが、失われたり壊れたりしたフレームは破棄して再送信する必要があります。
RTS しきい値 (バイト) を、RTS に対して送信するよう指定します。最小値は 1、最大値は 2347、既定値は 2346 です。
このフィールドには、パケット送信の前に送信する RTS のパケット サイズのしきい値をバイト単位で設定します。RTS を送信すると、クライアントが同じアクセス ポイントの範囲内にあるが互いの範囲内にあるとは限らないという状況で、無線の衝突が生じないようにすることができます。ネットワークのスループットが低い場合、または再送信されるフレームの数が多い場合は、RTS しきい値を小さくして RTS クリーニングを有効にします。
DTIM (Delivery of Traffic Indication Message) 間隔を、「DTIM 間隔」フィールドで指定します。最小値は 1、最大値は 256、既定値は 1 です。
マルチキャスト パケットを受信する 802.11 省電力モードのクライアントに対し、「DTIM 間隔」は、DTIM を送信する前に待つビーコン フレーム数を指定します。DTIM 間隔の値を大きくすると、電力をいっそう効果的に節約できます。
「保護モード」ドロップダウン メニューから、保護モードを選択します。「なし」、「常に」、「自動」のいずれかを選択します。
保護により競合を減らすことができます。特に、2 つの SonicPoint が重複している場合に有効です。ただし、パフォーマンスが低下する場合があります。通常は、「自動」が最善の設定です。SonicPoint が重複している場合にのみ有効になるためです。
「保護種別」ドロップダウン メニューから、無線接続の確立に使用されるハンドシェイクの種類として、「CTS のみ」 (既定) または「RTS と CTS」を選択します。
802.11b トラフィックと互換性があるのは CTS だけです。