SonicWall UTM製品をセーフモードでファームウェアをアップグレードする手順をご紹介します。
SonicOS7におけるセーフモードの新機能についてこちらのKBも参照願います。
セーフモードへの切り替え
1.) クリップや楊枝のような細くてまっすぐなものを使用して、セキュリティ装置の背面にあるリセットボタンを20秒~1分程度押したままにします。
リセットボタンの位置はコンソールポートやLED横にある小さな穴にあり、ご利用のSonicWALLセキュリティ装置モデルによって異なります。
NOTE: 電源ONのままでこの手順がうまく動作しない場合は、リセットボタンを押したまま機器をOFF/ONしてTEST LEDが点滅するのを待ちます(20秒~1分程度)。
TIP: SonicWALL セキュリティ装置が再起動してセーフモードに入るとTEST LEDが点滅します。
PCを接続
2.) PCをX0ポートに接続し、PCのIPアドレスを192.168.168.0/24サブネットのIPアドレス (第4オクテット168以外) に変更します。
NOTE: MGMTインターフェイスが実装されているモデルの場合は、PCをMGMTポートに接続し、192.168.1.0/24サブネットのIPアドレス (第4オクテット254以外)に変更します。
3.) PCのブラウザから「http://192.168.168.168」(X0の場合)あるいは「http://192.168.1.254」(MGMTポートの場合)にHTTPでアクセスします。
CAUTION: スキームはHTTPSではありません。ただし、SonicOS7以上の機器の場合はHTTPSになります。HTTPでアクセスした場合HTTPSにリダイレクトされますが、リダイレクトされない場合はHTTPSを指定してアクセスして下さい。
セーフモード
注意: SonicOS7の場合、認証が必要な点やメニュの構成が異なりますので、こちらのKBも併せて参照ください。
4.) セーフモード管理インターフェースが表示されます。

ファームウェアイメージのアップロード及び起動
5.) 「ファームウェアのアップロード」アイコンをクリックし、Choose Fileアイコンをクリック、イメージファイルを選択後、アップロードをクリックします。


6.) アップロードが成功後、「アップロードされたファームウェア - 更新!」というエントリーが追加されます。 該当エントリの起動アイコンをクリックします。(自動で再起動します )
TIP: アップロードしたファームウェアイメージ+現在の設定で起動します



再起動後
7.) 装置起動後に元の環境に戻してHTTPSで管理WebUIにログインします。そして、システム > 状況ページにて、ファームウェアバージョンが更新されていることを確認します。
NOTE: 工場出荷時の設定で起動していない場合はPCのIPアドレスを元に戻してから管理WebUIにアクセスください。

