Please Note: 5.2.x.xから5.8.x.x、6.1.x.xのFirmwareバージョンでSSLVPNをセットアップする場合は次のKBも参考ください ここをクリック
概要/シナリオ:
この記事はSonicWall セキュリティ アプライアンスでどのようにSSL VPN機能を構成するかの情報を提供します。SonicWallのSSL VPN機能は、NetExtenderクライアントを使用することで安全なリモートアクセスをネットワークに提供します。
今回は下記の要件を満たす環境を作る例をご紹介します。
<要件>
ビデオチュートリアル(英語): Click here
■手順の概要
Step-1:未使用のインターフェイスをSSLVPNユーザのIPアドレス割り当て用として設定する
Step-2: SSLVPN設定
Step-3: SSLVPNサービスグループメンバーシップの追加、及びVPNアクセスの追加
Step-4: SSLVPNゾーン アクセスルール (オプション)
Step-5: 通信テスト
■Step-1:未使用のインターフェイスをSSLVPNユーザのIPアドレス割り当て用として設定する
1) SonicWallにログインします
2) ネットワーク > インターフェイスに進みます
3) 未定義のインターフェイスの設定ボタンをクリックします
3) ゾーン、モード、IPアドレス、サブネットを設定します
■Step-2: SSLVPN設定
1) SSL VPN > サーバ設定に進みます
2) SSLVPNを有効にするゾーンをクリックし(有効時は緑点灯します)、SSLVPNの待受ポートを指定します (デフォルトは4433です)
3) SSL VPN > クライアント設定に進みます
4) インターフェイス:で上記で設定したインターフェイスを指定し、NetExtender開始/終了IP:、DNSサーバを設定します。
必要に応じて「クライアント接続プロファイルを作成:」を有効にします
これによりNetExtender クライアントはSSL VPN サーバ名、ドメイン名およびオプションでユーザ名とパスワードを記録した接続プロファイルを作成します
5) SSL VPN > クライアントルートに進みます
6) 強制トンネル方式:を有効にします
強制トンネルを有効にすることにより、すべてのトラフィックがSSLVPN経由となりますので外部リソースへのアクセスもNSAから出ていくようになります。
■Step-3: SSLVPNサービスグループメンバーシップの追加、及びVPNアクセスの追加
1) ユーザ > ローカルユーザに進みます
2) 対象となるユーザの設定ボタンをクリックします
-kA1VN0000000Bl60AE-0EMVN00000Enh8x.png)
3) グループタブで、“SSLVPN Services”を所属するグループに追加します
ローカルグループまたはLDAP ユーザ グループを“SSLVPN Services”に所属させる場合、
ユーザ > ローカルユーザ > SSLVPN Services グループを編集し、メンバー タブでユーザ グループを追加できます
4) VPNアクセスタブで、対象ユーザがVPNを介してアクセスできる内部ネットワークのアクセス許可権限を設定します
今回は、外部リソースに対してもSSLVPN+NSA経由でアクセスすることが要件であるため、「WANリモートアクセス」を選択します。
■Step-4: SSLVPNゾーン アクセスルール (オプション)
SSLVPNゾーンから他のゾーンへのファイアウォール アクセスルールは自動生成されますが、
オプションとして、SSLVPNからLANやWAN等その他のゾーンへのアクセスルールを編集することも可能です
(個々のユーザに複数のルールを使用するのではなく、グループに対して単一のルールを使用することを推奨します)。
1) ファイアウォール > アクセスルールに進みます
2) 表示形式:でマトリックスを選択します
3) 送信元 SSLVPN > 送信先 LANを選択します-kA1VN0000000Bl60AE-0EMVN00000Enh8f.png)
下記はSSLVPNユーザからX0 管理IPアドレスに対してのPingを許可したルールです。
■Step-5: 通信テスト
1) NetExtenderを起動しアクセスします
-kA1VN0000000Bl60AE-0EMVN00000Enh8i.png)
2) VPN接続確立後、確認くん(http://www.ugtop.com/spill.shtml)やIP Chicken(https://ipchicken.com/)等にアクセスし、グローバルIPアドレスがNSAまたはGWになっていることを確認します
-kA1VN0000000Bl60AE-0EMVN00000Enh8q.png)