アップグレードの処理を開始する前に、SonicWall 装置上でシステム バックアップを作成します。バックアップを作成すると、SonicWall セキュリティ装置は現在のシステム状態および構成設定情報の「スナップショット」を取り、そのスナップショットを新しいバックアップ ファイルとします。バックアップは、ローカル (装置上) またはクラウドに保存できます。バックアップが自動的に実行されるようにスケジュールすることもできます。
複数のファームウェア バージョンについて、複数のローカル バックアップ ファイルおよび複数のクラウド バックアップを保存できます。1 つのファームウェア バージョンにつき複数のバックアップが保存されている場合は、バージョンの横にある矢印をクリックすると、保存されている構成バックアップのリストが表示されます。このリストから、バックアップされた任意の構成を使用して現在または新規のファームウェア イメージを起動できます。
また、ローカル管理ステーションのファイルに、装置の構成設定をエクスポートすることもできます。このファイルを構成設定の外部バックアップとして利用し、ファームウェアを工場出荷時の設定で再起動する必要が生じた場合に、別の装置や同じ装置にインポートすることができます。
システム バックアップを保存し、ローカルのバックアップ用に構成設定をローカル管理ステーション上のファイルにエクスポートするには、以下の手順を実行します

SonicOS 6.5 では、「管理」ビューで、「更新 | ファームウェアとバックアップ」に移動します
。
「バックアップの作成」をクリックします。
「ローカル グループの編集」ウィンドウが表示されます。
ローカル バックアップ - NSsp または NSa シリーズのファイアウォールでは、SonicOS により、現在のシステム状態、ファームウェア、構成情報の「スナップショット」が最新のローカル バックアップ ファイルとして保存されます。
TZ シリーズのファイアウォールでは、SonicOS により、すべての構成設定を含む小さなファイルが装置上に保存されます。

構成は、ブラウザの既定のダウンロード場所にダウンロードされます。必要であれば、それを共有ネットワーク フォルダに手動で移動できます。
システム バックアップを保存し、クラウドのバックアップ用に構成設定をローカル管理ステーション上のファイルにエクスポートするには、以下の手順を実行します
「クラウド バックアップ」を有効にします。
「バックアップの作成」をクリックし、「クラウド バックアップ」を選択します。
「クラウド バックアップ」ダイアログが表示されます。
「クラウド バックアップ」ダイアログで、必要に応じて「クラウド バックアップを保持する」を選択し、このバックアップが将来のクラウド バックアップで上書きされないようにします。1 つのファームウェア バージョンにつき最大 3 つの構成バックアップ ファイルを保持できます。必要に応じて、「コメント」フィールドにコメントを入力し、「OK」をクリックしてバックアップを続行します。
構成がクラウド サーバに保存されます。