SonicWall Firewall で Wake on LAN パケットを透過させる設定

Description

Wake on LAN (WoL) は、"Magic Packet" を使用し、リモートからPCを起動することができる機能です。WoL ではUDPのブロードキャスト(255.255.255.255)を使用するため、通常ファイアーウォールやルータを超えることはできません。

本KBではSonicWall Firewall アプライアンスにおいて、WoLのパケットを透過できるようにする設定を説明します。

Cause


Resolution

WoLのUDPパケットを透過させるための設定はIP Helperで行います。

  1. 管理GUIにログインし 管理 | ネットワーク | IP ヘルパー を選択します。
  2. IP ヘルパーを有効にする をチェックします。
  3. リレープロトコル 蘭のWOL の右の有効 のチェックボックスをチェックします。

    Image


  4. ポリシー蘭の追加ボタンをクリックします。IPヘルパーの追加画面で以下の通り設定します。
    • ポリシーを有効にする をチェックします。
    • プロトコル: WOLを選択します。
    • 送信元: 送信元機器が存在するインターフェースを指定します。
    • 送信先: 送信先が存在するIPサブネットのアドレスオブジェクト(もしくはグループ)を選択します。
    • コメント: 任意のコメントを簡潔に入力します。
    • OK をクリックします。

      Image


参考:トラブルシューティング

1. 意図した動作をしない場合、まずSonicWallでパケットキャプチャーし、オリジナルのWoLパケットおよび転送されたパケットを確認します。

TIP: 運用中の環境でパケットキャプチャを行う場合、プロトコル、ポート番号などで、可能な限り対象のパケットのみ収集するよう設定します。

2. 転送されない場合、送信しているパケットが、SonicWall が想定しているパケットと合致するか確認します。上記のリレープロトコル蘭のWOLの右端の設定(鉛筆)アイコンをクリックすることにより、SonicWallが想定するパケットの情報が表示されます。

3. 異なっている場合、リレープロトコル蘭の追加ボタンをクリックし、実際のパケットに合致するプロトコルを作成します。


Related Articles

  • How to configure Link Aggregation
    Read More
  • Web Proxy Forwarding is not Supported to a Server on the LAN
    Read More
  • アプリケーション制御を使用して ICMP(Ping)をブロックする方法
    Read More
not finding your answers?