SonicWall Firewall で Wake on LAN パケットを透過させる設定
08/28/2020 17 People found this article helpful 390,442 Views
Description
Wake on LAN (WoL) は、"Magic Packet" を使用し、リモートからPCを起動することができる機能です。WoL ではUDPのブロードキャスト(255.255.255.255)を使用するため、通常ファイアーウォールやルータを超えることはできません。
本KBではSonicWall Firewall アプライアンスにおいて、WoLのパケットを透過できるようにする設定を説明します。
Cause
Resolution
WoLのUDPパケットを透過させるための設定はIP Helperで行います。
- 管理GUIにログインし 管理 | ネットワーク | IP ヘルパー を選択します。
- IP ヘルパーを有効にする をチェックします。
- リレープロトコル 蘭のWOL の右の有効 のチェックボックスをチェックします。
- ポリシー蘭の追加ボタンをクリックします。IPヘルパーの追加画面で以下の通り設定します。
- ポリシーを有効にする をチェックします。
- プロトコル: WOLを選択します。
- 送信元: 送信元機器が存在するインターフェースを指定します。
- 送信先: 送信先が存在するIPサブネットのアドレスオブジェクト(もしくはグループ)を選択します。
- コメント: 任意のコメントを簡潔に入力します。
- OK をクリックします。
参考:トラブルシューティング
1. 意図した動作をしない場合、まずSonicWallでパケットキャプチャーし、オリジナルのWoLパケットおよび転送されたパケットを確認します。
TIP: 運用中の環境でパケットキャプチャを行う場合、プロトコル、ポート番号などで、可能な限り対象のパケットのみ収集するよう設定します。
2. 転送されない場合、送信しているパケットが、SonicWall が想定しているパケットと合致するか確認します。上記のリレープロトコル蘭のWOLの右端の設定(鉛筆)アイコンをクリックすることにより、SonicWallが想定するパケットの情報が表示されます。
3. 異なっている場合、リレープロトコル蘭の追加ボタンをクリックし、実際のパケットに合致するプロトコルを作成します。
ISSUE ID:
Related Articles
Categories
Was This Article Helpful?
YESNO