SonicOS 7 アクセス ポイント

RF 解析

RF 解析は、管理対象の SonicWall アクセスポイント、およびその他のすべての近隣無線アクセスポイントでの無線チャンネルの利用状況を把握するために使用する機能です。このセクションでは、SonicWall SonicOS の RF 解析機能を使用して、無線アクセスポイント装置を最大限に有効利用する方法を説明します。

SonicWall RF 解析では、サードパーティのアクセスポイントを解析してその統計値を RF データに取り込むこともできますが、そのためには SonicWall ファイアウォールで管理されている SonicWall アクセスポイントが少なくとも 1 つ存在しなければなりません。

RF 解析の選択

無線インフラの配備とメンテナンスはネットワーク管理者にとって気が重い仕事です。パフォーマンスが上がらない、接続性が悪いといった無線に関わる問題に無線ネットワークの管理者はたびたび直面しますが、皮肉にもそうした問題は、たいてい無線機の設定を解析して適切に調整するだけで解決できます。

RFA は、こうした無線に関する潜在的な問題を認識するためのツールです。RFA が扱う 2 つの主な問題は、チャンネルの過負荷と隣接チャンネルの SonicWall アクセスポイント干渉です。RF 解析は、運用中のアクセスポイントごとにRFスコアを算出し、データを表示することで、問題のある RF 環境で動作しているアクセス ポイントを特定できるようにします。

RF 環境

IEEE 802.11 では ISM 2.4 GHz 帯と 5 GHz 帯のデバイスが規格の対象とされていますが、現在配備されている無線デバイスのほとんどは 2.4 GHz 帯を使用します。各チャンネルの占有帯域幅は 20 MHzで、利用可能な 11 チャンネルのうちの 3 チャンネルだけが重複していません。米国では、チャンネル 1、6、および 11 が非重複チャンネルです。多数の SonicWall アクセスポイントを配備するときは、ほとんどの場合、この 3 チャンネルが使われます。

SonicPoint の手動によるチャンネル選択

2.4GHz 帯は全体が 3 つの独立したチャンネル 1、6、11 に分割されます。これを理想的なシナリオで遂行するには、次の 2 点に注意する必要があります。 1 つはチャンネルの割り当てで、もう 1 つは出力の調節です。ほとんどの場合、隣接する SonicPoint を異なるチャンネルに割り当てるのが最善です。SonicPoint の電波出力も注意深く監視しなければなりません。 近くのクライアント同士が接続できるだけの十分な強度は必要ですが、同じチャンネル内で動作する他のSonicPoint と干渉しない範囲の出力であることも必要です。

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