SonicOS/X 7 ネットワーク DNS

動的 DNS について

動的 DNS (DDNS) は、IP アドレスを動的に変更する際、DNS レコードを人の手を介さず自動的に更新できるようにするサービスで、様々な会社や組織によって提供されています。このサービスは、対象の IP アドレスが変更された場合にも、IP アドレスではなくドメイン名を使用することによって、ネットワーク アクセスを可能にします。たとえば、ユーザが IP アドレスを ISP から動的に割り当てられるDSL 接続を使用している場合、DDNS を使用して IP アドレスを DDNS サーバに登録し、またその後のアドレス変更もすべて登録することによって、外部のホストは同じドメイン名を使いながら変更後のアドレスにアクセスを継続することができます。

動的 DNS の実装は、サービス プロバイダごとに内容が異なります。通信方式や登録できるレコードの種類、提供可能なサービスの種類に、厳密な標準はありません。また、プレミアム バージョンのサービスを有償で提供するプロバイダもあります。このため、特定の DDNS プロバイダをサポートするには、そのプロバイダ固有の実装との明示的な相互運用性が必要です。

プロバイダのほとんどは、IP アドレスの変更が発生した場合のみ DDNS レコードを更新するほうが望ましいと考えています。頻繁な更新は、特に登録 IP アドレスが変更されていない場合、プロバイダによってサービスの誤用と判断され、その結果 DDNS アカウントがロック アウトされる場合があります。プロバイダのページに掲載されている使用方針を確認し、その方針に準拠してください。SonicWall では DDNS プロバイダに関するテクニカル サポートは行いませんので、お問い合わせはプロバイダの方にお願いします。

動的 DNS は IPv4 と IPv6 の両方でサポートされています。

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